2017年06月10日

悪徳訪問販売業界の真実(その10)


トリップ営業

毎日の時間が過ぎるのが


とても早く、もう季節は


夏になっていました



毎年この時期と


正月前後は売上が落ちるので


トリップ営業を行います



このトリップ営業というのは


1週間の期間で


各営業所から選ばれた


売上げ成績上位の4~5人の


営業マンが遠くの


地域に出かけて

 

営業することです

 

遠くといっても半端じゃなく、


今まで行った場所は


山口、岡山、高松、島根、


浜松、伊豆半島、房総半島、


新潟、仙台、山梨などへ


出かけました

 

トリップでは宿泊費、


交通費等かかりますが、

それ以上に契約本数が


異常に増えますので


売り上げが伸びます

 

1週間だけで契約本数は


一人当たり


10本~20ぐらいになります

会社にとっては


相当な売上増になり


各営業マンの収入も増えます

 

なので、各営業マンは


旅行半分、仕事半分で


収入も増えるので


毎回楽しみにしています


特に契約本数が多い地域や


お客の反応がいい場所は


その後新しい営業所を


開設したりします

 

僕がその後、赴任した


高松営業所(後で後述します)


もそうやって開設した営業所です

 

 次回は


販売トークから契約まで」を


 紹介します



fujimotosun at 05:48|Permalink訪問販売 | 悪徳商法対策

2017年05月20日

悪徳訪問販売業界の真実(その9)


16本契約達成

1か月目の契約本数は


5本で終わりましたが


2ヶ月目はなんと16本の


契約ができました。



基本給、加算給合わせて


なんと55万円(役職給除く)


の給料になります。

 

しかし僕は、


前回話しましたように


3か月間の


固定給コースを選んで


いるので、この月も


40万円の固定給料でした。


しかし、16本契約


できたことで自信がつき


それ以降は順調に


契約本数が伸びました。


5か月目は28本の


契約をしました


この時の収入は加算給も


含めて100万を超えました。


これは今でも忘れられません

そのような中で


西東京営業所では


僕が入社して半年の間に

 

8人が入社してきましたが


みんな成績不振で


辞めていきました

 

毎朝、所長に怒鳴られ


気持ちも


落ち込んでくるのです

 

辞めた人の中には


現場に出てそのまま


行方不明になった


社員もいました

僕の営業所のテリトリーは


基本的に多摩地区ですが、


たまに隣接の山梨県を含めて


遠くまで足を伸ばしました


ある夏の暑い日に山梨県のY


市に行ったときのことです


一軒の古びた家のチャイムを


押すと大きな女性の声で


返事が返ってきたので


しばらく待っていると


思いっきりドアが開きました


一瞬、我が目を疑いました。

なんと出てきたのは年の頃


60歳後半とみられる


真っ裸のおばさんでした


手にタオルを持って


あわてて風呂から


出てきたみたいです


体も拭かず全身びしょ濡れで


近くに寄ってきて


ツバキを飛ばしながら


大声でしゃべるので、


営業トークもかけず


挨拶のみですぐに帰ってきました


帰りに車の中で


その話をみんなにしながら


峠道を走っていたら、


道脇の草むらに1個のみかん箱が


置いてありました

 

ちょうどそこは見晴らしのいい


休憩所になっていたので


車を止めて覗きに行ったら


子猫が4匹入っていました

 

そのうちの3匹は素早く


遠くに逃げてしまいましたが、


一匹が人懐っこく


車の中まで入ってきました


車から出て行こうともせず


仲間とじゃれているので


そのまま子猫を乗せたまま


走り出しました

 

途中でどこかで捨てようと


思いましたが可愛いので


そのまま会社に連れてきました


会社でもみんなに愛嬌をふりまき


一躍人気者になりました

 

その後、この猫は僕の家で一緒に


住むことになりました。


次回はトリップ営業を紹介します





fujimotosun at 05:39|Permalink訪問販売 | 悪徳商法対策

2017年05月03日

悪徳訪問販売業界の真実((その8)


東京郊外での営業

営業初日にして


初オーダーを上げたラッキーな


僕でしたがその後から


 

厳しい試練が待っていました

それから1週間全く契約


できず2週目に入りました

 

その日は東京の郊外の


山中でした

 

山梨県との境界線を接する


山村でそこの山頂で


車から降ろされました


近くには家が


1軒あるだけです

 

不安な面持ちで


歩いていると右側の


一段高くなった畑で


ザワザワ音がしています


立ち止まりよく見ると


猿の群れでした


パッと見て20匹前後が


僕を睨んでいました


一瞬、危険を感じ近くに


防御用の棒切れを探しましたが


何もなく砂利道の小石だけ


しかありません


しばらくにらみ合いが


続きましたが僕が歩き出すと


こちらを見ているだけで


追いかけては来ませんでした


 ホッとしているといきなり


ポケットベル


鳴り響きました。


 当時ここは携帯が通じないので


ポケットベルを


持たされていました。

内容を確認すると会社に電


話してくれという


ことでした


仕方ないので


公衆電話機のある村の入口まで


1時間かけて歩きました。


内容は初オーダーの


お客からのクレームでした


なんとか無事納得してもらい


事なきを得ました


時計を見ると午後1時前


だったので持ってきたパンを

 

食べながら休憩に入りました


その日は訪問予定件数が


12軒でしたが


そのうちなんと2件


契約できました


田舎でもあり、ほとんどが


黒電話機を使っていた


家だったこともあり、


ラッキーでした。


これでその月はようやく


契約が3本になりました

 

滑り出しは順調でしたが


その後苦戦が続き


入社一ヶ月目の契約本数は


5本で終わりました


契約本数の8本目から


基本給の他に


加算給が付きますが、

 

この月は5本なので


実質基本給だけでした

 

僕は入社時の


給与体系選択コースで


「固定給コース」を


選んでいたので

 

3か月間は月給40万円の


補償がされます。


その意味では助かりましたが、

 

3か月が終わった後のことを


考えると不安になりました

基本給だけでは食べていけない


給料体系になっているし、


そのような成績ではまず


会社にいられず首になるのは


わかっています


僕もこのままでは


自分がいつまで続けられるか


不安で転職も考えていましたが


とにかくもう一ヶ月


頑張ってみようと思い


頑張りました


次回は16本契約達成


紹介します。



 



fujimotosun at 05:23|Permalink訪問販売 | 悪徳商法対策

2017年04月29日

悪徳訪問販売業界の真実(その7)

初めての契約


 営業初日


 休む時間も惜しみながら


 夢中で訪問しましたが



ほとんどがアプローチアウト


なのでどんどん終ってしまいます

ふと時計を見るとすでに


夕方の5時になっていました


その時一瞬近くで黒電話機の


呼び鈴の音がリーン、リーン


聞こえました。


耳を澄ますと近くの古い


小さな家からでした


僕はすぐにその家の


玄関チャイムを押しました


出てきたのは70歳代の


おばあさんでした


そこで基本トークにのっとり

アプローチしたところ、


こころよく


話を聞いてくれました。


そして家の中に


入れてもらいました。

 

(訪問販売では


 家の中に入れてもらえれば 


 80~90%は契約できます。) 



 そこでNTT電話料金の


 明細書を持って来てもらい


 確認するとレンタル電話でした。



 レンタル料金180円/月と


 屋内配線使用料も


 70/月記載されていました


 そこでお客様に、


 「このままだといつまでもこの

料金を払い続けなければ


なりません。


買取り手続きをすれば


これからは0円になります   

買取り料金もかかりません。」


と伝えるとそのように


手続きをとってくださいと


言われました。

 

更に料金体系の説明を


していたところ、お客様はこの


電話機は留守番電話機の


機能も付いていないし、


そろそろ取り替えようかと

 

思っているところだと


言われました。

 

高齢者のお客はほとんどの方が


電話機を購入しても

 

交換作業する方法を


知りません。

 

僕は心の中で「ヤッター」と


思いました。

 

家族状況を確認したら


老夫婦二人暮らしでした

 

そしてパンフレットを差し出し


「これから使っていただく電話機は


こちらになります」と


告げたら「難しそうだけど」


と言いながら

 

気に入ってもらいました。

続けて、「この電話機は


高いですが今までの


無駄な料金が月々無くなるし


長く使えば相当


お得になります


多くの方々が生活に


影響を与えない範囲で


月々の支払いで


やっておられます」

 

と説明すると、このお客様は


5年ローンで


契約をしてくれました。

当然信販扱いになりますので


年齢の制限、収入等の


事前審査があります。


これも無事パスしました。

時計を見たらもう午後の


6時を過ぎていました

 

お客様に遅くなったことも


含めてお礼を言いながら


集合場所へ行ったら


営業車の中でみんなが


待っていました


みんなは僕が契約


できたことを会社からの


連絡でわかっていたので、


拍手で迎えてくれました

 

それから会社に帰って


営業成績ボードを


見たらその日は


西東京営業所では


総数3本の契約でした


みんなから拍手で


迎えられました

 

これが僕の営業初日の


結果でした

 

営業初日にして初オーダーを


上げたラッキーな


僕でしたがその後から


厳しい試練が待っていました


次回は東京郊外での


営業を紹介します



fujimotosun at 04:43|Permalink訪問販売 | 悪徳商法対策

2017年04月04日

悪徳訪問販売業界の真実(その6)


B社の給与体系


給与体系

 

訪問販売会社の


営業部員の給与体系は


すべてにおいて実績主義です

 

B社の例を示します。

 

給料体系


基本給+役職給+加算給+達成賞

 

例えば係長の例を示します。

 

16本の契約をしたとします。

 

売上金額 


172000円×16

2752000

 

基本給200000

 

役職給80000

 

加算給300,000


8本以上が対象、

契約本数によって増あり)

 

達成賞50,000

(15本以上5本ごとに

50000円増える)

 

合計630,000

 

これが28本超えると


100万円以上になります。



 

 

驚くべき営業スタイル

 

朝礼から現場営業まで

 


 西東京営業所で現場実習を終えて


 翌日は本番初日を迎えました

 

朝の緊張した全体朝礼を終えると

当日の営業テリトリーの


割り当てが始まります

 

テリトリーは所長と


各車輛長がまず当日の


営業活動地を決めます

 

そしてゼンリンの住宅地図を


コピーして、


 営業車輛台数分のテリトリーを


 区分けします

 

そのテリトリーを各車輛長が


あみだクジを引きます

 

車両ごと分けられたら、


さらに今度は各車輛の


人数分に区分けしこれも


あみだクジで分けます

 

営業部員はその時に


くじで引いたテリトリーが


その日の自分の


営業場所になります


割り当ての広さはゼンリンの


住宅地図で一人当たり


A4の大きさです

お互いに重複しないように


境界線は明確にします


訪問件数は多い時で


100件前後(団地の場合)

 

少ない時で10件ぐらいです。


10件というのは田舎を営業する


ときのことで一日に歩ける


距離の範囲で決まってきます


その日の僕のテリトリーは


都内の練馬区でした

各車両の車両長は、


車両の管理も含めて


その日の全てを取り仕切ります

 

現地に着くまで営業部員同士で


車の中でロープレを


やらされました


40
分ぐらいでようやく目的地の


営業場所に到着しました

僕は初めての訪問販売営業と


契約ができるのかと、


とても不安でした


各営業マンは車両長から


帰社時の集合場所と


時間を告げられ一人ずつ


それぞれの営業場所で


降ろされました


持っているものは


営業ファイルと契約書類、


信販用紙、カタログ、印鑑、


名刺、計算機、


それに与えられた


テリトリー地図です


一人になると


解放されたような安堵感と


契約の不安さが


入り混じりました


地図には、訪問した家に


チェックを入れながら

 

また見込み客はその内容を詳しく


記録していきました

 

(後でわかったことですが


訪問販売は即決であり


見込み客になるお客は


ほとんどいません。)



 次回は初めての契約を紹介します

 

 

 



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